皮膚ラボ特集
ハペパッチ Hape Patch
グッドデザイン賞 2020受賞
刺さない鍼「ハペパッチ」は、2020年度グッドデザイン賞を受賞しました!
公益財団法人日本デザイン振興会、グッドデザイン賞公式ホームページより
抜粋してお知らせいたします。
受賞対象名 | 刺さない鍼 [ハペパッチ] |
事業主体名 | インテック研究所 |
分類 | ヘルスケア用品 |
受賞企業 | インテック研究所 (静岡県) |
受賞番号 | 20G020047 |
受賞概要 | 2020年度グッドデザイン賞受賞概要 |
概要
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刺さない鍼。辛い痛みや症状を優しい皮膚刺激によって治療するケア用品。 ヨモギの葉裏の毛状突起を再現した形状。 1本わずか0.03mmの毛状鍼がパッチ一枚に14000本。 鍼は柔らかくアレルギー性の低いシリコン製。 |
デザインのポイント
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1.体に負担の少ない 安心 安全な 刺さない鍼の研究
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プロデューサー | 長谷川智也 |
ディレクター | 長谷川智也 |
デザイナー | 長谷川智也 |
詳細情報 | http://hifulabo.com |
発売 | 2015年2月1日 |
価格 | 4,000円 |
販売地域 | 日本国内向け |
設置場所 |
静岡県静岡市駿河区中吉田15-45 |
受賞対象の詳細
背景
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鍼灸鍼の効果はすでに知られておりますが、一方で患者は痛みや刺すことへの恐怖、また施術者は血液を含む体液の感染の問題がありました。民間療法ではヨモギの葉を皮膚に当てて痛みを治療をする方法があります。 ヨモギの成分が皮膚に浸透することで効果が出ると思われていましたが、”起毛の刺激”で効果が出ることを発見しました。 鍼灸鍼のように刺す必要が無い利点に加え、効果は刺激数(鍼数)と密度に比例することも発見しました。 ヨモギの葉裏の密度と柔らかさ、刺激数を人工的に再現するための形状と機能を研究。 体への負担の少ないこれまでに無い安全な鍼を目指しました。経緯とその成果ヨモギの起毛が痛みを緩和することを発見し、それを再現するために、まずピッチ 0.4mmの微小突起(鍼直径0.04mm)を作成しました。 臨床にて痛みの緩和を確認。また動物実験においても痛みが約50%緩和することも確認。その後の研究により ” 密度が高いほど鎮痛効果が高い ”ことを証明し、さらに細密度化しました。 シリコン成形限界の等ピッチ(千鳥)0.08mm(鍼直径 0.03ミリ)とした結果、ハペパッチの突起はヨモギの起毛よりも鎮痛効果が高いことを実証しました。自然の形と仕組みに倣いつつ、ハイテクノロジーにより機能をさらに向上させた ” 刺さない鍼 ” という全く新しい製品を実現しました。 |
仕様 | 外径10ミリ内に、直径0.03ミリ、高さ0.2ミリのシリコン鍼が、等ピッチ(千鳥)0.08ミリで、約14000本立っている。 |
販売元 |
静岡県静岡市中吉田15-45 インテック研究所 皮膚考学研究所 |
審査委員の評価
私たちは日常的に、肌の痛みなどのさまざまな症状に悩まされている。
本製品は、「刺さない鍼」という斬新な発想で、肌を傷つけることなくツボをやさしく刺激するものであり、
気軽にかつ人前でつけていても目立ちにくいデザインとなっていることが評価された。
<担当審査委員>
・石川 俊祐
・石川 善樹
・ナカジマ ミカ
・濱田 芳治